読書
ペストの歴史 日本人にはあまり馴染みのないペスト。 ペストはかつて世界的に大流行し大勢の人の命を奪った、ということくらいしか知らないという人も多いと思います。 今回はペストの歴史について触れていきます。 ※重い内容のテーマですので一応観覧注意で…
「そして誰もいなくなった」ネタバレなしレビュー まず最初に一番大事なことを伝えます。 「前 書 き を 読 む な」 前書きに内容のネタバレが書かれています。 さすがに犯人の名前までは書かれていませんが、「こういうことが起こって、○○が発生する」とい…
「声の網」を読みました 星 新一 著「声の網」を読みました。 ※本作品のネタバレを含む感想になります。 本書は1970年に書かれた小説です。 「1970年にインターネットの未来を予測しているからすごい」という感想を書きたくなります。 しかし「描写通りの現…
社会人になると本が読めなくなる? 「社会人になると本が読めなくなる」というのは本当でしょうか? 確かに間違ってないような気がします。実際私も、働くようになって本を読む時間が大幅に減りました。 学生時代に毎日4~5冊読んでいたのに比べたら、今は休…
人生初の読書会に参加 コロナ禍以前の話ですが、読書会に参加したことがあります。 昔から本は好きだし、読書会というものに興味があったのですが、本の感想を発表するということに苦手意識がありました。 当時私はエッカーマン著「ゲーテとの対話」という上…
承認欲求から完全に自由になることはできない 太田 肇 著『「承認欲求」の呪縛』を読みました。 ブログは他のSNSに比べると、比較的一方通行的な情報発信ツールです。 しかしそれでいてもなお、読み手の存在を完全に無視することは不可能です。 アクセス数や…
「頭がいい」とはどういうことか 「勉強ができるのと、頭がいいのは別だ」「いくら勉強だけできても、頭が良くなければ社会で生き残っていけない」みたいなことを昔からよく聞かされました。 確かに、勉強という尺度と「頭が良い」という尺度は別物だという…
我が身を守る法律知識 瀬木 比呂志 著「我が身を守る法律知識」を読みました。 交通事故、痴漢冤罪、相続紛争といった我々一般人が遭遇する恐れのある法的トラブルについて、適切に対処するために必要な法的知識や情報が書かれています。 本書は紛争を生じさ…
岸見 一郎 著「人生は苦である、でも死んではいけない」を読みました。 生きることは苦です。 仕事や人間関係、老い、病、死など、人生には逃れることができない課題や困難が存在します。 しかし病気になったり老いること自体は、善でも悪でもありません。 …
『離れたくても離れられないあの人からの「攻撃」がなくなる本』を読みました。 この本は、 いつも配偶者や恋人から人格を否定される 上司に怒鳴られたりパワハラを受けている いじめのターゲットにされている といった、身近な人間からの攻撃を受けている時…
「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」 今回は名著「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」を改めて読みなおしました。 本屋さんに行くとほぼ必ず置いてある本です。読んだことある人もいると思います。 この本が伝えていることは主に以下のようなことです。…
東日本大震災後、歴史地震についての本が数多く出版されました。 その多くは理系の研究者によって書かれ、地震や津波の実態を明らかにするものです。 本書は視点を少し変え、地震や津波ではなく人間の方に焦点を当てた本です。 防災の知恵を先人に学び、災害…
あなたにとって贅沢とは? 「あなたにとって贅沢とは何ですか」と質問されたらなんと答えますか? その回答は世代によってある程度傾向があるそうです。 大学生くらいの若い世代に聞くと、「お金のことを気にせず欲しいものをいっぱい買うこと」という答えが…
逆境を乗り越える技術 佐藤優と石川知裕の対談本「逆境を乗り越える技術」を読みました。 前半で、うつ病についての対話があります。 うつ病は誰でもなりう得るものなので、うつになったらどうすればいいかを知っておくことは誰にとっても重要です。 うつ病…
日本の統治が崩壊とも言える状況にまで陥った理由とは? 白井 聡 著「長期腐敗体制」を読みました。 2012年から続く自公連立政権による統治は決して褒められたものではなく、むしろ統治の崩壊と呼べるほどのひどい水準にあるのに、なぜ国民は拒否してこなか…
ヒオカ 著「死にそうだけど生きてます」を読みました。 地方の貧困家庭に生まれ、お金がないことでずっと苦しみ続けた体験を綴ったエッセイです。 メディアに属する側の人は、有名大学を出ていたり留学経験があったりと、生まれながらにして社会的強者である…
ただ本を読むだけでなく、ひと手間加える 本ブログは時空覇王伝というゲームの攻略ブログですが、ゲームに全く関係ない読書の話もしています。 本当ならゲームブログと読書ブログでそれぞれ記事を分けるべきなんでしょうが、2つのブログを運営する時間的余…
生きのびるための「失敗」入門 今週のお題「最近おもしろかった本」ということで、雨宮 処凛『生きのびるための「失敗」入門』をご紹介いたします。 「子どもの頃の苦労話」や「幼いころにいじめられてた」という話を、「だから今の自分がある」「だから今の…
遊泳舎 (編集), あわい (イラスト) 「言の葉連想辞典」 新しい連合名を決めるときに参考にした本です。 言葉を集めた辞典的な本って、季節ごとにテーマが分かれていたり、四字熟語で構成されていたりするものが多いのですが、本書は「音」「海」「朝」など漢…
レヴィ=ストロース「悲しき熱帯」 レヴィ=ストロースは構造主義の生みの親だそうです。 構造主義って何でしょうか? 構造主義というのは、ひとことで言ってしまえば、次のような考え方のことです。 私たちはつねにある時代、ある地域、ある社会集団に属し…
「19世紀」でわかる世界史講義 本屋さんで目について少し立ち読みしてみたところ、読みやすく面白かったのですぐに購入しました。 本書は、一般的に浸透している「世界史」という概念自体を批判し、「世界史」という概念で見えてこないものを見ようとしてい…
昔、読書ブログを書いていた 15年くらい前に、読んだ本について感想を書くブログ、いわゆる読書ブログを作ったことがあります。 「ヤプログ」というサービスを利用していましたが、サービス終了に伴いブログも閉鎖されたようです。 とはいえ熱心に記事を書い…
一気にわかる世界史 ブログ「そういちコラム」管理人のそういちさんが上梓された本です。 souichicolumn.hatenadiary.jp 一気にわかる世界史 ターゲットは世界史が苦手な大人? 「繁栄の移り変わり」という視点で世界史を追う 氷山の一角 この本に出会ったの…
中学一年生の夏休みの時に、伝記にハマった 天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず(→だから勉強で差が付くよ) ワンダーベルト 「昨年は渋沢栄一のホワイトカードが出たから、今年は福沢諭吉のホワイトが実装されるはず」という謎の確信を抱きながら…
なぜ人はゲームにハマるのか 本のタイトルです。 本書の最初に「ゲームの定義」の章があり、ゲーム研究の先駆者であるイェスパー・ユールという人が定義した「ゲームの条件6項目」が紹介されています。 その6項目は簡単に言うと、 「ルール」「ハンデ」「…
仕事と遊びの違いって? 時空覇王伝に全く関係ないというわけではないですが、今回は大きなテーマの話になります。 プレイヤーにとって、時空覇王伝は「遊び」です。 「時空覇王伝は遊びじゃねえんだ!」というガチの方もいるかもしれませんが、ここでは遊び…
今週のお題「本棚の中身」 このテーマでブログを書くという、はてなブログの企画があったので参加してみることにしました。 数えてみたら家に本棚は7台ありました。 その中のほんの一部分だけ紹介いたします。 ※今回は時空覇王伝に関係ない記事になります。