勝海舟
発動すると、1軍の戦闘前損失と、スキルや破壊力による施設の耐久力減少を最大90%排除することができる。このスキルは、敵の無効化スキルを回避できる。
一軍の戦前損失90%減ももちろん強いですが、耐久減少90%減もなかなか強力です。
ここまで高い割合で敵の破壊力を減少させるスキルはないと思います。
耐久1%で耐えるスキルは「次で陥落するかもしれない」という緊張感を両者に与えますが、勝海舟の破壊力90%減は「こんなに耐久力が減らないなら機甲兵を積んでみようか?」という選択肢を相手に与えられるかもしれません。
勝海舟の人物について
勝海舟の初仕事は伊勢、大阪方面の海岸と淡路島への巡視でした。これは、ペリー来航を契機としたものです。
ペリーはあらかじめ日本に関する数百冊の資料を読み、日本との交渉は武力で脅かすに限ると確信し、フィルモア大統領から武力行使の内諾を得ていた。(中略)彼は、もし日本が開港を拒否すれば、小笠原と琉球を占拠する計画をも練って浦賀に来航したのである。 鵜澤 義行 著「勝海舟 戦わなかった英雄」
その後、勝海舟は咸臨丸の艦長として、福沢諭吉らと共に渡米しました。
妻には「ちょっと品川まで船を見に行く」と言い残して乗船したそうです。
江戸城無欠開城
新政府軍は江戸城に総攻撃を仕掛けることを決定していましたが、その直前に勝海舟が大総督府参謀・西郷隆盛を説得。
フランスやイギリスが日本を狙っている時に内戦をやっている場合ではないし、それに江戸の町を守りたいという思いが勝海舟にありました。
勝海舟の構想は、坂本龍馬の「船中八策」によって実現したものです。
勝海舟と西郷隆盛は「江戸城を明け渡せば総攻撃しない」という条件にお互いが合意しました。
ちなみに勝海舟と西郷隆盛の会合は秘密裏に行われ、詳細な記録は残されていません。
会合の内容は時に脚色され、小説やドラマの題材として度々取り上げられています。