細川ガラシャ
発動すると、敵全軍に発動した攻撃力・防御力・陣形力アップスキルの効果を最大60%減じる。ただし、城壁カードの効果は減らない。このスキルは、敵の無効化スキルを回避できる。
ブリュンヒルドの逆のスキル、という感じでしょうか。
それがさらに全軍対象になったものです。
極めて強力かつ、本人のコストは6という優遇ぶりです。
細川ガラシャの人物について
伽羅奢(ガラシャ)とは洗礼名で、ラテン語のグラティア(神の恵み)に由来します。
本能寺の変が原因で隠棲することに
本能寺の変により「謀反人の娘」というレッテルを貼られた彼女の人生は一変しました。
細川家にとって、ガラシャの処遇は難しい問題でした。
彼女に罪はなくても、明智との血縁はあらぬ疑いを招きます。
ガラシャは離別され、隠棲することになりました。
ガラシャの教会訪問
ガラシャは、夫の友人である高山右近が語っていたキリスト教の話を夫から聞いたことが、キリスト教を知るきっかけとなりました。
ガラシャは日を追うごとにキリスト教への関心を高めていきました。
ある日、夫が九州に従軍することになり、夫の留守を機にガラシャは教会を訪れます。
ガラシャはコスメ修道士と大いに議論を交わし、コスメ修道士を感嘆させました。
禅宗を深く学んでいたこともあり、ガラシャはキリスト教の説く「霊魂の不滅性、その他の問題について」「禅宗の幾多の権威をふりかざして反論を試み」、大いに議論したという。その知識と理解力は、ベテラン修道士のコスメをして「自分は過去十八年の間、これほど明晰かつ果敢な判断な判断ができる女性と話したことはなかった」と感嘆させるほどであった。
山田 貴司 著『ガラシャ つくられた「戦国のヒロイン」像』より
ガラシャは洗礼を受けることを希望しますが、ガラシャが自分の身分を明かさなかったため、洗礼は許可されませんでした。
その後、ガラシャが教会を訪問できる機会は訪れませんでした。
教会訪問以降、監視が厳しくなり外出もままならないガラシャは、侍女達に洗礼を受けさせ、キリスト教の教えやミサのことなどを語らせました。
そして侍女の一人である清原いと(洗礼名:清原マリア)を代理人とする「代洗」によって、ガラシャは洗礼を受けました。
バテレン追放令
豊臣秀吉によりバテレン追放令が出された後は、ガラシャはキリシタンであることを隠し続けました。
夫に改宗したことを告白したところ、夫は激怒。
ガラシャは離婚も考えましたが、キリスト教で離婚は原則的に認められていないため、宣教師から止められました。
ガラシャの最期
関ヶ原の戦いの2ヵ月前、石田三成を中心とする西軍から人質になるよう求められるも、ガラシャは拒否。みずから命を投げ出して最期を迎えました。
辞世は「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」。