時空覇王伝における利敵行為の影響度
利敵行為とは、敵側に有利になるような行為のことです。
対人ゲームにおいて、利敵行為は勝敗に大きな影響を及ぼします。
ゲームによりその影響の度合は異なります。
スプラトゥーンという、4人対4人でマッチが組まれる対戦ゲームがあります。
スプラトゥーンのように敵味方の人数が固定で、しかも少人数の場合、一人がゲームの参加を途中で放棄したり利敵行為を行えば、ゲームの勝敗に致命的な影響を与えます。
時空覇王伝は人数が固定でもないし、スプラトゥーンほどの少人数制ではありませんが、お世辞にも人口の多いゲームとは言えません。
大連合を見ると何十人も所属しているようにみえますが、その半数はほとんど動いておらず、積極的にゲームに参加してるのは連合の数人だけということも珍しくありません。
したがって時空覇王伝では、一人の利敵行動によってゲーム性が著しく損なわれる恐れがあります。
利敵行為は利用規約に違反するか
ゲームによっては、悪質な利敵行為が繰り返された場合、ペナルティが課されるものもあります。
意図的な利敵行為によって、BAN(アカウントが利用停止になる)ことはあるのでしょうか?
利用規約を確認したところ、利敵行為を禁止したり、利敵行為が判明した場合は罰則を設けるといった記述はみつかりませんでした。
利敵行為に対する罰則などが明記されていない理由として考えられるのは、初心者などゲームの知識に乏しいために、意図せず利敵行動を行ってしまうケースと区別が難しい点があると思います。
プレイヤーからみれば初心者なのか意図的な利敵行為なのかは区別できても、直接その場でゲームに参加したわけではない運営にとっては特に両者の区別は難しいです。
初心者であるゆがえに、結果的に利敵行動を行ってしまうケースは罰せられるべきではありません。
したがって、一度でも利敵行動をとったからBANなどの対応を行う、といった規約を設けるのはやり過ぎであり、記載されていないのは正しいと思います。
では、明らかな利敵行動を繰り返してもBANされることはないのでしょうか?
ゲームを破壊する目的で行われる利敵行為は処罰の対象になる
第15条(弊社からのサービス停止、契約解除)に
(5)会員が弊社の利益に反する行為をしたとき。
という記述があります。
明確な悪意をもって繰り返される利敵行為は、ゲームを破綻させる行為であり、BANなどの処置が行われれる可能性は十分にあります。
また、これまで観察してきた経験上、意図的に利敵行動を繰り返すプレイヤーは高確率で複数アカウント(通称:複垢)を作成しています。
第30条(法令等の遵守)で複垢の運用は禁止されています。
(8)他者になりすまして本件各種サービスを利用する行為。
(9)1人で、複数の会員登録を行う行為。
複垢は明確に禁止行為であると明記されており一発BANもありえますので、複垢を理由に通報するのも有効だと思います。
また、本来のアカウント(通称:本垢)へのログインをしない状態で、複垢をあたかも本垢であるかのように振る舞う行為も、「(8)他者になりすまして本件各種サービスを利用する行為」に該当するためアウトです。
通報件数は大切
利敵行為に対し、運営がペナルティを課するかどうか判断する基準として大事なのが通報件数です。
迷惑行為の代表的なものに「人を不快にさせるメッセージを送る」というものがあります。
例えば、ついカッとなって煽りメッセージを特定の誰かに送ってしまったとします。
そのメッセージを受け取った人が通報したとして、果たしてメッセージの送り主はBANされるでしょうか?
おそらく、これだけでBANされることはまずないでしょう(警告はされるかもしれませんが)。
しかし、もしこれが、煽りメッセージを不特定多数に送る常習犯で、それに対し何度も通報がされていた場合はどうでしょうか?
おそらく、何らかの重いペナルティが課せられる可能性が高いでしょう。
迷惑行為や利敵行為は一回やったからといって即BANされるものではありません。
しかし、悪意をもって何度も繰り返すのであればそれはゲームを破壊する行為であり、運営会社に害をなす存在ですので、何らかの処置が施される可能性が非常に高くなります。
あくまで噂レベルのものですが、通報件数が一定以上積み重なれば自動的にBANされるというシステムを採用しているゲームもあると聞きます。
迷惑行為が繰り返されるのであればその都度根気よく、できれば複数人で通報を続けることは、運営が対処してくれるかどうかの重要な基準になります。
通報する前に一旦冷静になる
通報する際は一旦冷静になりましょう。感情的になるとかえってこちらが迷惑行為としているとみなされかねません。
また、短時間の間に何度も通報を繰り返す行為も控えた方がよいでしょう。
問い合わせを繰り替えして運営に過度な負担をかけるのは避けましょう。
(19)本件各種サービスの円滑な運営または他の会員による本件各種サービスの円滑な利用の妨げとなるような行為(弊社がお問い合わせポリシーを踏まえて対応したにもかかわらず、これに納得せず、その不満をさらにお問い合わせの形で表明したり、実質的に同一の事項につきお問い合わせの切り口を変えて繰り返し説明を求めたり、あるいは自己の考え方に固執して議論にわたるようなお問い合わせを繰り返す等により、弊社の対応体制に大きな負荷がかかる場合を含む。)。