ただ本を読むだけでなく、ひと手間加える
本ブログは時空覇王伝というゲームの攻略ブログですが、ゲームに全く関係ない読書の話もしています。
本当ならゲームブログと読書ブログでそれぞれ記事を分けるべきなんでしょうが、2つのブログを運営する時間的余裕がないのでご容赦ください。
私は昔からただ本を読むだけでは「物足りない」と感じるタイプの人間です。
読んだ本について何かしら自分なりに「爪痕」を残したいのです。
「爪痕」を残す方法は様々です。
- 本に付箋を貼る
- 気になった箇所についてボールペンで線を引く
- 特に覚えておきたい箇所をノートにまとめる
- 本の感想文をブログなどの媒体に載せる
当たり前すぎて言うまでもありませんが、線を引くのは自分で買った本だけです。借りた本を汚したり壊したりするようなことはしません。
本の扱い方には2通りあり、「お姫様のように」本を扱う人と、「奴隷のように」本を扱う人がいるそうです。
私は間違いなく「奴隷のように」本を扱うタイプです。
本には線を引きます。ドッグイアします。分厚い本だったら章ごとに本を分断して持ち運びやすくします。買ったことを後悔した本はゴミ箱に捨てます。
こういう話をすると周りから引かれたり笑われたりします。
でも、決して本を大切に扱っていないわけではないのです。あくまで私なりに本を大事に扱っているつもりです。
線はできるだけ丁寧に引きますし、線を引いたりドッグイアする以外の方法で本を汚すのは嫌です。
先ほど「爪痕」という表現をしましたが、本に線を引いたりすることはあくまで手段の一つでしかありません。記憶を定着させたり、理解を深めたり、内容を整理することが目的です。
しがたって、本に何かしらの痕跡を残すようなことをしていなくても、気になった箇所をノートに書き写すとか、感想をブログに載せることも自分にとっては「爪痕」です。
このブログを始めてから、本の感想や概要を自分なりの文章で残すことが増えました。
気になったページには付箋を貼る
後で読み返したいと思った箇所は付箋を貼っています。
実はずっと付箋ではなくドッグイア派だったのですが、付箋を貼った方が後で読み返したいという気持ちになることが多いな、と思ったので付箋に切り替えました。
心に留めておきたいと感じた文章には線を引く
齋藤 孝氏が提案していた「三色ボールペン」の方法を真似て、最も重要だと思う所は赤、そこそこ重要だと思う所は青、個人的に面白いと思った所は緑で線を引いています。
定規を使って線を引いています。
確実に記憶に定着させたい箇所はノートに書き写す
佐藤 優氏は、本の内容を深く記憶に定着させるために読書ノートを作っているそうです。
私が学術書を精読するときは、同じ本を三回、それも少し時間をおいて読むことにしています。
第一回目、ノートやメモをとらず、時々鉛筆で軽くチェックだけをして読む。
第二回目、抜粋を作る。そして、そのとき、内容を再構成した読書ノートを作る。
第三回目、理解が不十分な箇所、あいまいな箇所についてチェックする。
このような読み方をすると、10年経っても内容を忘れることはまずありません。
佐藤 優 著「獄中記」より
ここまで本格的に読書ノートを作るのはなかなか真似できませんが、私は本当に記憶に定着させたい箇所についてはノートに書き写すようにしています。
一つのテーマについてまとめたい時はブログの記事にする
これについては、手段と目的がやや曖昧なところがあります。
例えば渋沢栄一についての記事を書きたいから本を読むという側面もありますし、渋沢栄一について本を読み理解を深めたいからブログの記事にまとめるという側面もあります。
私は今まで歴史上の人物についての伝記をそれほど読んでいませんでしたが、ブログを書くようになってから、特定の人物についての伝記を何冊も読むようになりました。