サービス終了の雰囲気って何となく分かるものです
今回は時空覇王伝とは関係ない(ASJが運営してた野球ゲームとも無関係)全く別のゲームについての話です。
ゲームのサービス終了の雰囲気って何となく分かってしまう気がします。まるで全然お客さんがいない寂れた商業施設のような閉塞感を感じます。
「サービス終了のお知らせ」を目にすると「何で!?」という驚きよりも「やっぱりね」「ようやくか」と思ってしまうことの方が過去の経験上多かったです。
しかしそうではなく、運営が舵取りを誤ったばかりに一気にサ終の空気が流れてユーザー離れを引き起こしてしまうという、今回はそんな話です。
具体的なゲームの名前は伏せますが、某ブラウザゲームでガチャの仕様が突然変更されたことによって、掲示板、コミュニティ、twitterが大荒れしました。
某ゲームのガチャの仕組み
ゲーム内アイテムの「石」をリアルマネーで購入してガチャを引く仕組みでした。
「石」はゲーム内で無料で配布されるものもあり、課金で手に入れるものを「有償石」、無料で手に入るものを「無償石」と呼びます。
有償石と無償石を両方持っている場合は、有償石から先に消費されます。
仕様変更されたガチャの仕組み
まず、石で引ける従来のガチャが突然なくなりました。
代わりに「有償石も無償石も使えない、完全課金専用のガチャ」が実装されました。
事前に何の告知もなく唐突にです。
- 課金専用ガチャ実装により、新キャラは絶対に課金でしか手に入らなくなった
- 課金専用ガチャ実装に対する事前アナウンスは一切なかった
- 課金専用ガチャが実装される前日まで、石をお得に購入できるキャンペーンが行われていた
まるで騙し討ちのような仕様変更。
直前まで石を購入することを煽っておきながら、石自体が使えないガチャを導入。
これまで有料石を購入していた人が馬鹿を見る、はっきり言って詐欺まがいの仕様変更でした。
- 今後もガチャは石を使えないのか?
- それとも石を使えるガチャと使えないガチャを両方設置するのか?
等の発表は一切無し。
あまりにも短絡的すぎる集金ガチャに、各SNSは一気に「これはサ終が近いに違いない」という雰囲気になりました。
多くの上位ギルドの人数が減少し、たった一日で少なくとも10人以上のプレイヤーが引退してしまいました。
運営の所にも大量の問い合わせがあったようで、運営はすぐに「サービス終了する予定はない」と発表。
その後、あまりの批判の多さに完全課金ガチャは一週間で廃止され、従来通りの石で回す形式のガチャに戻されることになりました。
しかし、一度離れてしまったプレイヤーが戻ることはありません。
ゲームは必ずしもゆっくりとサ終に向かっていくとは限らず、運営の暴走によって一気にサ終までまっしぐらなんてこともあるんだなと思い、何とも言えない後味の悪さを感じました。
ちなみにそのゲームは今も存続しています。 この記事を公開した約半年後にサ終しました。