袁紹
「英雄紹介」の記事はこれで200記事目になります。
西暦200年に曹操と袁紹による「官渡の戦い」が行われたということで、今回は袁紹を紹介します。
兵数980とノーマルカードの中では優秀な兵保有数をもっています。
兵のストック用に役に立つ場面があるかもしれません。
官渡の戦い
官渡城で防衛する曹操と、曹操軍の何倍もの兵で城を攻める袁紹の戦いです。
袁紹は城壁より高い櫓を組み、城内に向けて矢の雨を降らせます。
これに対して曹操は「発石車」で応戦、敵の櫓を破壊します。
つぎに袁紹は地下道を掘り進めて城内への侵入を試みます。
しかし曹操は濠を掘り下げてそこに水を流して対抗。
両軍の勝敗はなかなか決せず、二か月たっても膠着状態のままでした。
城内にたてこもる曹操軍の糧秣不足が深刻になってきました。
次第に袁紹軍に寝返るものも出てきました。
曹操は官渡城を放棄することも考えましたが、荀彧に「今が正念場だ」と反対されました。
曹操は荀彧の進言を聞き入れ、撤退を思いとどまります。
たまたまそこで袁紹の幕僚だった許攸が投降してきました。
許攸は兵糧の輸送車の守備が手薄なことを教えて、軽騎兵で襲撃することを提言しました。
その作戦は成功しました。
曹操は夜中に出撃し、兵糧部隊に襲い掛かり火を放ち、屯営は大混乱に陥りました。
片方は襲撃された場所へ、もう片方は官渡城に向かわせました。
しかしこれが大失敗でした。
曹操は兵糧部隊の淳于瓊に勝利。
官渡城を攻めていた張郃・高覧の二将は、淳于瓊の敗北を知るとそのまま降服してしまいました。
これで袁紹軍は総崩れとなりました。
官渡の戦いにおける勝利は、一挙に曹操を覇者としての地位に押し上げました。