火災の対処方法について
火事で亡くなった人の約半数は煙(一酸化炭素中毒と窒息)が原因といわれています。
立って逃げるのはNG。かがんで行動し、ハンカチで口や鼻を覆って行動してください。
初期消火について
天井に火がまわった時点で初期消火は不可能ですので、逃げてください。
屋内で火災が起きた場合、初期消火可能時間は1~2分です。約3分で天井に火が燃え移ると言われています。
消火器の使い方
消火器があるにもかかわらず、使い方がわからず火災が広がってしまうケースがあるので、使い方を覚えてください。
- 「火事だ」と叫ぶ
- ピンを抜く
- ホースを外す
- レバーを強く握る
消火器使用時の注意点
- 出口や扉を背にして、逃げ口を確保して消火器を使う(部屋中に消火器の薬剤が舞い、視界が悪くなるため)
- 炎が天井まで届いてたら使わず逃げる
- 消火器の使用可能時間は15秒程度
地震発生時は通電火災に注意
地震発生後、家を離れる時は通電火災を防ぐため、ブレーカーの電源を落として避難してください。
感震ブレーカーを設置するのも有効です。
発災時のNG行動
- ライターなどで火をつける(ガス漏れしていた場合引火する)
- ブレーカーを上げる、電気のスイッチを付ける(通電火災の恐れがある)
灯りはロウソクではなく懐中電灯が良いです。
参考
- タイチョー 著「消防レスキュー隊員が教える だれでもできる防災事典」