「サバゲっぱなし」とは?
サバイバルゲーム、通称「サバゲ」を通して、仲間たちと趣味を熱く語る漫画です。サバゲのことを全然知らなくても楽しめます(私もサバゲの知識は全くありません)。
「ハマった趣味の楽しさについて仲間と語りまくる」ことに焦点を置いた漫画で、趣味を持つ人なら誰もが共感できる内容になっています。
人数が少ない=強制ドラマ発生イベント
一人の重要度が増す少人数戦…これが何を意味するか。(中略)一人減るだけでバランスが崩れるスリル。一騎討ちも頻発しよく撃ちあう相手とライバル関係になったり。仲間が全員やられ自分ひとりだけになることしょっちゅう!そう!少人数戦は、強制ドラマ発生イベントなのです!
時空覇王伝はお世辞にもプレイヤーが多いゲームとは言えません。
しかし、人数が少ないからこそ、一人ひとりの重要性が増す一面もあります。
たった一人時空移動しただけで、勢力バランスは大きく変動します。
ゲームを始めた頃はあまり活躍できなくても、少しずつ成長を重ね、気づけばランカーを肩を並べるほどの精鋭となったプレイヤーは、旋風を巻き起こす人物となります。
記憶に残るのは勝敗じゃなく何をしたか
記憶に残るのは勝敗じゃなく何をしたかだよ。
誤解のないように申しておきますが、勝ち敗けにこだわらなくて良いという意味ではありません。
大事なのは、勝利のために自分が何をしたかです。
時空戦でどんな動きを見せたか?準備期間中に何をしたか?
勝つための方法は課金で強いカードを手に入れることかもしれないし、英雄の育成をすることかもしれない。情報を集めることかもしれないし、連合をまとめることかもしれない。
強くなる手段も、ゲームを楽しむ手段も人それぞれです。
「あー君はそういう方向性ね」この精神
革ジャンにこだわりをもつ和美のセリフです。
この前白髪と髭がよく似合う高齢のライダーと知り合ったんだけど、その人も革ジャン着てたんだ。ポケットにタバコ箱の形ができちゃってて。背中には事故った時の傷ががっつり。オイルもあまり頻繁には塗ってないカサカサの革ジャン。
でもその革ジャン、かっこいいよな。
私はこだわり持ってるけどそのこだわりを人には求めないのよ。「あー君はそういう方向性ね」この精神。
ゲームの楽しみ方は人によって異なります。
所属時空の勝利のため最善を尽くす人もいれば、自身のポイント獲得を優先する人もいるでしょう。
チャットで仲間たちと盛り上がりたい人もいれば、慣れ合いを嫌う人もいるでしょう。
「あなたはそういうスタイルなのね」と人の楽しみ方を尊重しながらも、自分の楽しみ方を孤独に貫く。他人に迎合しないし、人のやり方に口を出さない。
趣味の根幹に関わる心構えだと思います。
もちろん、だからといって「好き勝手に何をやってもいい」わけではありません。
知性がなければバカはできない
法をおかさない、人に迷惑をかけない、現実と妄想の区別がつく、何が危険か把握する、行為の責任を持つ、やっていいラインを見極める知性!その(金と知性の)2つを備えてこそ許されるのがサバゲーなのだ!戦争ごっこなのだ!大人のバカなのだ!
戦争ごっこという面では、サバゲも時空覇王伝も似ている所があります。
いい大人が戦争ごっこなんかして恥ずかしくないのか?いいえ、逆です。
いい大人じゃなきゃこんなバカできないんです。
対戦相手に暴言を吐いたり、煽ったりする行為は「大人のバカ」ではなく「ただのバカ」です。
相手を罵ることを「ゲームスタイルの一種」「プロレス」などと勘違いしている輩がいますが、それは相手との信頼関係が十分に築かれているから許される行為です。
相手への敬意と、相手からの信頼がなければただの迷惑行為でしかありません。