『Gに価値はない』
昔、とあるオンラインゲームで同じギルドに所属するプレイヤーさんがよく言っていた言葉です。
その方は重課金者で、ランキング上位のプレイヤーでした。
オークションの転売の才があり、「オークションの悪魔」と敬意をこめて(?)呼ばれていました(時空覇王伝のように手数料が高額なゲームではなかったので、転売がしやすかったのです)。
その方がどういう意味で「Gに価値はない」と言ったのか、詳細は確認しませんでした。
単にその方がGを大量に所持していて、これ以上稼いでも意味がないと感じていたゆえの発言だったのかもしれません。
もしくは、ゲーム内通貨なんて所詮現実ではなんの価値もないものという、やや冷めた物言いをしていただけなのかもしれません。
Gの所有額と強さに直接的関係はありません。
100Gしか持っていないプレイヤーと、1千万G所有しているプレイヤーどちらの方が強いか?という質問は馬鹿げています。
経済学のことはよく分かりませんが、現実でも、いくらお金をたくさん持っていたとしても、使わなければ(使えなければ)何の意味もありません。
Gを稼ぐことに固執するあまり、オークションにホワイトカードが出品されていても我慢することは本末転倒かもしれません。
しかし後でもっと強いカードが出品されるかもしれないし、ホワイトカードだからといって滅多矢鱈に入札するのが正しいとも言い切れません。
オークションに入札するかどうかは、出品されているカードの内容、現在の戦力、所持Gなどの要因によって総合的に判断されます。
結局はバランス、中庸が大事なのかなと思います。
『Gに価値はない』
考えさせられる言葉です。
ある意味真理をついているような気がして、ぎょっとします。