クレオパトラ(S4)
発動すると、天空の音楽の効果(一軍)があり、さらに怪我から自ら(クレオパトラ自身)を守る。また、クレオパトラ自身の兵士損失も1/3になる。
①発動すると、自軍1軍の疲労を60%回復し、怪我を回避、自軍1軍の戦闘中の兵損失を最大80%減少する。
②さらに、本営(要塞)の耐久力の減少を最大60%減らすことができる。
※②の効果は全軍で1つのみ発動する。
このスキルは無効系スキルを回避する。
クレオパトラの覚醒が実装されました。
https://www.haoden.jp/20240401_kannei.html
覚醒スキルは、覚醒前スキルの完全上位互換です。覚醒させることで発動率が下がる等のデメリットは特にありません。
ただ性能はちょっと控めで、ナイチンゲールから「戦闘前損失軽減」の効果を無くしたような性能です。
ナイチンゲールを持っている人はナイチンゲールを使った方が良いでしょう。
クレオパトラの人物について
カエサル、アントニウスという二人のローマ人将軍を魅了した、プトレマイオス朝の最後の女王です。
クレオパトラが誕生したエジプトのアレクサンドリアには図書館がありました。これは世界で最も古い図書館と言われています。
図書館は研究機関と一体となっており、天体観測の機器、解剖室、異国の植物の標本などが備わっていました。
この研究機関はムセイオンと呼ばれ、地中海沿岸の国々からやってきた哲学者、医師、数学者たちが集まりました。
クレオパトラはムセイオンの学者たちと接することができ、様々な学問を吸収し、多数の言語をマスターしました。
それまでの祖先はギリシア語しか話せなかったのに対し、クレオパトラはエジプト語も話すことができました。
----
紀元前51年、クレオパトラが18歳の時に彼女はプトレマイオス朝の王妃となりました。
クレオパトラはローマとの協力関係を結ぼうとしましたが、弟のプトレマイオス13世の反感をかい、アレクサンドリアから追放されてしまいます。
一方ローマでは、カエサルとポンペイウスがぶつかりあう内戦が起きました。
敗れたポンペイウスはエジプトへと逃れましたが、プトレマイオス13世のとりまきによって殺されます。この殺害はカエサルに喜んでもらおうと実行されたものでした。しかしカエサルは逆にエジプト人に対して不信感を抱くようになります。
ここで現れたのがクレオパトラです。
どうやってクレオパトラはカエサルに面会することができたのか?
真実かどうかは不明ですが「絨毯の中にくるまってカエサルの元に届けられた」という話が有名です。
カエサルはプトレマイオス13世にクレオパトラと和解するよう求めましたが、プトレマイオス13世はこれを拒否。戦争に発展します。
結果はカエサルの勝利。プトレマイオス13世が戦死したことで、クレオパトラはエジプトに復権しました。
カエサルはクレオパトラをローマに招きましたが、カエサルは既婚者であったため、クレオパトラのローマ訪問はスキャンダルになりました。
----
紀元前44年、カエサルが暗殺されます。
身の危険を感じたクレオパトラは、カエサルとの息子のカエサリオンと共に直ちにローマを離れ、アレクサンドリアに戻りました。
ローマ帝国はアントニウスとオクタウィアヌスが分割統治することになりました。
パルティア大遠征を計画していたアントニウスは、支援を得る目的でクレオパトラをローマに呼びました。
クレオパトラはきらびやかな演出で登場し、あっという間にアントニウスを虜にしました。
クレオパトラはアントニウスと結婚し、3人の子供をもうけました。
----
紀元前31年、対立していたオクタウィアヌスとアントニウスによる海戦(アクティウムの海戦)が勃発しました。
この戦いにはクレオパトラ本人も参戦しました。
しかし、クレオパトラの艦隊は唐突に逃げ出してしまいます。
アントニウスも戦線を放棄して彼女を追いかけたため、アントニウス軍は総崩れとなり、オクタウィアヌスの勝利となりました。
その後アントニウスの元に「クレオパトラが自殺した」という誤報が届きます。
絶望したアントニウスは自害をはかり、クレオパトラの腕の中で息をひきとりました。
クレオパトラもオクタウィアヌスの捕虜となることを拒み、自害しました。
参考文献
- 世界史を変えた女性指導者たち(上)アンヌ・フュルダ 編